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犬も花粉症になる?

犬が鼻水を出したり、くしゃみをする姿はあまり見かけませんが、犬にも花粉症はあります。
ただ人間にみられるような目や鼻の痒み、鼻水、鼻づまりといった症状ではなく、皮膚症状を引き起こす方が一般的といえます。

犬の場合も花粉がアレルゲンとなるようで、2月から3月に飛散するスギ花粉や4月から5月にかけて飛散するヒノキ花粉にアレルギー反応を示します。
人間の場合は約70%以上がスギ花粉が原因とされていますが、これは日本にスギの木が多いためでしょう。

日本は世界でも有数の森林国ですが、その約3割はスギとヒノキの木だそうです。
自然のスギの木から飛散する花粉にアレルギー反応を示すことはありませんが、日本にあるスギの木は戦後に植林された人工スギなので、花粉症になりやすいようです。

さらにスギ花粉は非常に軽いため、遠くまで花粉が飛散します。
その距離はおよそ100キロにも及ぶとされていますから、近隣にスギ花粉が無くても、花粉症になってしまうのですね。

ただワンちゃんの場合はスギ花粉にだけアレルギー反応を示すわけではありません。
スギに限らず、ヒノキやブタクサ、ヨモギなどにもアレルギー反応を示すようです。

ですから犬によっては春先ではなく、秋や冬に花粉症になるケースもあるようですね。
ワンちゃんには人間にみられるようなくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状は見られませんが、目や口の周り、耳、足の先端や下腹部などに湿疹が出来たり、痒がっているようなら花粉症の可能性があります。

ワンちゃんは我慢できずに患部を掻きつづけてしまうため、炎症がひどくなったり、膿んでしまうこともあります。
心配であれば、動物病院で検査をすれば、花粉がアレルゲンになるかどうかは判定できるはずです。

なお犬の花粉症対策としては人間と同様、花粉を回避することが大切です。
花粉が飛び回っている室外で飼うのは可愛そうですから、可能なら室内で飼ってあげましょう。

また食事に気を遣ったり、サプリメントを利用して免疫力を鍛えることも大切です。
それから時間はかかりますが、徐々に抗原に慣れさせる減感作療法という治療法もあります。

ワンちゃんの異変に気づいたら、早期に何とかしてあげましょう。
なお、犬のアレルギーについてはこちらにも書かれていますので、よろしければご覧ください。